近況報告
2025年7月17日(木)~7月19日(土)にかけて、東京都の有楽町で第67回日本婦人科腫瘍学会学術講演会およびAsian Society of Gynecologic Oncology 2025が合同開催されました。当科からは、永瀬先生、太田先生、清野先生、新庄病院の榊先生、伊藤先生、郷内先生、堀川が現地参加いたしました。
演題発表は太田先生が『Metabolomic Profiling of Ovarian Cancer Tissues and Biological Samples to Identify Predictive Markers of Recurrence』、清野先生が『Association Between Tumor Mutation Burden Status and Mismatch Repair Genes in Gynecologic Malignancies』、榊先生が『PARP阻害薬の副作用に対する加味帰脾湯の有効性の検討』、郷内先生が『当院における子宮頸癌に対する重粒子線治療に関する検討』、堀川が『Targeting the Polyamine Metabolic Pathway to Suppress Ascites Production in Ovarian Cancer』をそれぞれポスター形式で発表しました。清野先生は婦人科腫瘍学会若手ワーキンググループの一員としてもカダバートレーニングに関する口演をされました。
また、永瀬先生と太田先生は腫瘍学会の方で座長を務められました。
会場では、発表された各大学での基礎・臨床研究の成果や各施設における手術実績・創意工夫に関して、会場外の気温に負けない程の熱い議論が交わされ、研究・日常診療に関して今後のモチベーション維持に繋がる貴重な機会となりました。
小生にとっては初の国際学会でもあり、海外からの発表は非常に刺激になったと共に初耳であった知見も実際に肌身で体験でき、大変実りのある学会となりました。
学会参加で得られた知見を明日からの研究・臨床に活かすだけでなく、不在中に診療をカバーしていただいた先生方・スタッフの皆様への感謝も忘れずに、今後も邁進していこうと思います。(文責:堀川)