研修案内
卒業後は2年間の初期研修、専攻医研修3年間を終了後に卒後6年目で、産婦人科専門医の受験資格が得られます。専攻医研修中に産休・育休・その他の理由で3年での研修終了が困難であれば、カリキュラム制で補完することも可能です。詳細は日本産科婦人科学会のホームページに記載しています。
当科の専攻医プログラムは卒後5年経過した時点で、産婦人科専門医試験が受けられるように、周産期、婦人科腫瘍、生殖内分泌、女性ヘルスケアの4分野の疾患を万遍なく経験出来るように配慮しています。山形大学病院を中心に複数の病院で研修するプログラムです。大学病院での勤務は1年前後で、県内の中核病院を1~2年間の間隔でローテートして、専門医受験資格に必要な経験数を十分に達成することが出来ます。6ヵ月ごとに評価・研修内容の確認を行い、不足の領域、研修が不十分な領域を多施設で補うことが可能です。
特に大学病院では、教育・研究体制が充実しており、研修医・専攻医向けの産婦人科の必修知識のレクチャー、症例プレゼンテーションの教育、学会プレゼンテーションの指導、バックアップ当直体制、症例経験数の配慮、学会参加・論文執筆の指導をしっかり行います。
卒後6年目で産婦人科専門医を取得する第一の通過点以後は種々のサブスペシャリティの専門医取得が可能です。周産期新生児専門医、婦人科腫瘍専門医、生殖医療専門医、女性医学学会専門医、産婦人科内視鏡技術認定医、臨床細胞専門医、臨床遺伝専門医、胚培養士などです。
研究希望や医学博士取得希望があれば、4年間に大学院に行き、うち最低2年間のベッドフリー期間を設けて学位取得をサポートしています。
臨床をとことんやりたい希望であれば、大学病院や関連病院、国内留学の道があり、サブスペシャリティ取得に向けてもサポートが可能です。