近況報告
2023年7月14日(金)~7月16日(日)にかけて、島根県の松江市で第65回日本婦人科腫瘍学会学術講演会が現地とWEBでのハイブリッド形式で開催されました。当科からは、永瀬先生、太田先生、清野先生、榊先生、奥井先生、置賜総合病院の伊藤先生、堀川が現地参加いたしました。
演題発表は太田先生が『メタボロミクスによる卵巣癌組織と生体試料における代謝経路に関する検討』、清野先生が『DPCデータを用いた子宮平滑筋肉腫および絨毛癌治療に関する実態調査研究』、榊先生が『婦人科腫瘍登録データを用いた卵巣胚細胞腫瘍の解析』堀川が『再発卵巣癌に対するSchlafen11発現とPARP阻害剤の効果に関する検討』を口演で発表しました。太田先生は高得点演題にも選出されました。
また、永瀬先生は婦人科悪性腫瘍総合入力システム(Japan Entry System of Gynecologic Oncology, JESGO)に関して、JESGOセッションでご講演されました。
会場では、発表された各大学での臨床研究の成果や各施設における手術実績・創意工夫に関して、会場外の気温に負けない程の熱い議論が交わされ、研究・日常診療に関して今後のモチベーション維持に繋がる貴重な機会となりました。
最新の知見を実際に肌身で体験できただけでなく、島根名物の出雲そばや島根和牛、ご当地の日本酒、しじみラーメンにも舌鼓を打つことができ、(個人的ではありますが)初の山陰地方に思いを馳せながら大変実りある学会となりました。線状降水帯の影響で天候が懸念されましたが、幸い開催中は初日の小雨程度で大きな天候の崩れはありませんでした。
この度の大雨により、被害に遭われた皆様へ、謹んで心よりお見舞い申し上げます。