近況報告
2022年10月15日(土)~10月16日(日)にかけて、岩手県の盛岡市で第69回北日本産科婦人科学会総会・学術講演会が現地とWEBでのハイブリッド形式で開催されました。当科からは、永瀬先生、太田先生、竹原先生、奥井先生、金子先生、八島先生、堀川が十分に感染対策を行った上で現地参加いたしました。
また、演題発表はweb参加も併せて7名が発表しました。
永瀬先生が初日のモーニングセミナーで『卵巣癌診療における課題~Beyond the guidlines』
竹原先生が『調節卵巣刺激のpoor responderを予測するAIモデルの構築』
奥井先生が『再発卵巣癌に対するSchlafen11発現とPARP阻害剤の効果に関する検討』
佐藤先生が『当院で経験した前置血管の2例』
金子先生が『卵巣癌化学療法後に生じた子宮体癌の治療後にARTにより妊娠に至った一例』
八島先生が『当院で経験したRPOC(Retained products of conception)の画像所見』
堀川が『当院における高齢婦人科がん患者に対する高齢者機能評価の有用性の検討』
を発表しました。
竹原先生の発表は優秀演題に選出され、表彰されました。おめでとうございます。
やや肌寒く、秋の訪れを感じながらの開催となりましたが、今回、一般演題は事前録画動画のライブ配信といった新たな形式での発表となり、斬新な気持ちの中での学会参加となりました。
今年も冬が近づいてはおりますが、学会で得られた知見を明日からの臨床・研究に活かし、熱くモチベーションを高める良い契機として邁進していこうと思います。
8月27日・28日に「ALSOプロバイダーコースin山形大学」を行いました。産科救
急に関するシミュレーションコースで、山形では4回目の開催となります。感染
に配慮しつつ少人数で行い、受講者全員が合格されました。
堀川翔太先生による抄読会が行われました。
テーマは「Effect of Apatinib Plus Pegylated Liposomal Doxorubicin (PLD)VS PLD Alone on Platinum-Resistant Recurrent Ovarian Cancer」でした。
八島誠司先生による抄読会が行われました。
テーマは「閉経前の両側卵巣摘出術は後の認知機能低下と関連する」でした。
國井勝俊先生による抄読会が行われました。
テーマは「ルカパリブはBRCA変異を有する再発卵巣癌のPFSを改善する」でした。
2022年8月5日(金)~8月7日(日)にかけて、福岡県の福岡市で第74回日本産科婦人科学会学術講演会が現地とWEBでのハイブリッド形式で開催されました。当科からは、永瀬先生、竹原先生、髙橋杏子先生、福長先生、伊藤友理先生、伊藤泰史先生、山口先生、堀川が十分に感染対策を行った上で現地参加いたしました。
また、演題発表はweb参加も併せて10名が発表しました。
山内先生が『早発閉経に影響を与える因子の検討』
竹原先生が『Two novel pregnancy outcome predictors related to serum human
chorionic gonadotropin levels』
出井先生が『グルタチオン代謝経路阻害剤とpaclitaxelの併用による細胞死誘導機構に関する検討』
髙橋先生が『Endometriosis fertility index and pregnancy outcomes of assisted reproductive technology』
福長先生が『妊娠38週で子宮内胎児死亡となった臍帯動脈血栓症の一例』
伊藤(友)先生が『DVDを用いた受動的心理教育がエジンバラ産後うつ病評価票スコアへ与える効果』
伊藤(泰)先生が『腎機能障害を伴った骨盤リンパ囊胞に対しリンパ管塞栓術が有用だった一例』
山口先生が『胎児発育不全における胎児構造異常の有無による児の予後の比較』
日根先生が『特発性血小板減少性紫斑病合併妊娠における妊娠中の血小板数の推移』
堀川が『再発卵巣癌に対するSchlafen11発現とPARP阻害剤の効果に関する検討』
をポスター形式で発表しました。
開催前日の全国規模の悪天候により、会場への移動に苦労された先生も多くいらっしゃったようですが、開催地では終始天候に恵まれ、照りつける夏の日差しと心地よい潮風を感じながらの学会参加となりました。
学会で得られた知見を明日からの臨床・研究に活かすだけでなく、不在中に診療をカバーしていただいた先生方・スタッフの皆様への感謝も忘れずに、今後も邁進していこうと思います。
2022年7月14日(木)~7月16日(土)にかけて、福岡県の久留米市で第64回日本婦人科腫瘍学会学術講演会が現地とWEBでのハイブリッド形式で開催されました。当科からは、永瀬先生、太田先生、清野先生、堀川が十分に感染対策を行った上で現地参加いたしました。
演題発表は清野先生が『子宮体癌における血中サルコシン濃度と臨床病理学的検討』、堀川が『卵巣明細胞癌患者におけるグルタチオン代謝経路関連蛋白の発現と予後との関連』をe-ポスター形式で発表しました。会場では、発表された各大学での臨床研究の成果や各施設における手術実績・創意工夫に関して、会場外の気温に負けない程の熱い議論が交わされ、研究においても手術加療に関しても今後のモチベーション維持に繋がる貴重な機会となりました。
学会参加で得られた知見を明日からの臨床・研究に活かすだけでなく、不在中に診療をカバーしていただいた先生方・スタッフの皆様への感謝も忘れずに、今後も邁進していこうと思います。
金子宙夢先生による抄読会が行われました。
テーマは「Sperm selection with hyaluronic acid improved live birth outcomes among older couples and was connected to sperm DNA quality, potentially affecting all treatment outcomes」でした。
榊宏諭先生による抄読会が行われました。
テーマは「Randomized Trial of Cytoreductive Surgery for Relapsed Ovarian Cancer」でした。
本年度の山王会総会の開催日が2023年2月4日(土)に決まりました。
場所はメトロポリタン山形です。
時間など、詳細が決まり次第連絡します。
会員の皆様のご参加をお待ちしております。