近況報告
「第23回 山形産婦人科内視鏡の会」
12月4日(土)第23回 山形産婦人科内視鏡の会を開催しました。
県内の産婦人科専攻医を中心に総勢29名の医師が参加してくれました。
ハンズオンで縫合結紮の基本手技についてみっちりと指導、トレーニングを行いました。
新しい試みとして、山形会場と荘内会場をzoomでつなぎ、遠隔でも指導を行いました。
さらに特別講演として福島赤十字病院 産婦人科部長 矢澤 浩之先生に御講演をいただきました。
会の終了時には、みなさん見違えるほど縫合結紮が上手になっていました。
継続してトレーニングを頑張ってください!(文責:松川淳)
2021/11/27~28にかけてWeb上で開催されました
第34回日本性感染症学会学術大会において当科の髙橋杏子先生が
「クラミジア感染症が卵管性不妊患者に対する子宮鏡下選択的卵管通水法と腹腔鏡下手術の臨床成績に与える影響」の研究で令和3年度の性感染症学会 学術奨励賞を受賞されました。
おめでとうございます。
2021/11/28 14:00から山形県不妊専門相談センターの活動として、「山形県妊活不妊セミナー」をzoomミーティングでリモート開催しました。
第1回目であったため参加者がいるのか心配でしたが、県庁や山形県医師会の方からの働きかけもあり約50人の方の参加がありました。
松尾から「不妊症ってそんなにいるの?コロナ禍でも治療できるの?」、不妊症看護認定看護師の佐藤ゆかりさんから「妊活・心とからだの準備のために」、松川先生から不妊症の治療方法って?」という演題で講演をさせていただきました。
チャットを使った質問コーナーでは、様々な質問が10題ほどあり、妊活や不妊症に関する疑問や相談があるものだと改めて感じました。
今後も定期的に行っていければと考えております。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。(文責:松尾幸城)
8月28,29日 Web開催で第68回 北日本産科婦人科学会 総会・学術講演会が開催されました
医局からは
榊宏諭先生が「子宮頸癌・子宮体癌における色素法によるセンチネルリンパ節の同定と微小転移に関する研究」
松江夏美先生が「胎児期に頸部巨大血管腫と診断され、Kasabach-Merritt 現象による胎児機能不全を呈した1例」
日根早貴先生が「Rituximab 抵抗性であった特発性血小板減少性紫斑病合併妊娠の一例」
松川淳先生が「腹腔鏡下子宮筋腫核出術(Laparoscopic myomectomy:LM)における縫合のコツ」
瀧田徳勇先生が「卵管摘出後に子宮縫合部が離開し再手術を行った一症例」
鈴木啓王先生が「当院におけるホルモン補充療法を必要とした小児がん経験者9例の検討」
清野学先生が「当科における卵巣・卵管・腹膜癌症例に対するがん遺伝子パネル検査の現状」
でそれぞれ発表しました。
2021年7月22日に山形大学医学部CBT室とzoomのハイブリッド開催で第152回山形県産婦人科集談会が開催されました。
今回は、腫瘍・女性医学・生殖・周産期の各分野より、腫瘍は清野学先生より「当科におけるロボット支援子宮悪性腫瘍手術の現状報告」、女性医学は山内敬子先生より「閉経年齢と動脈硬化疾患との関連~山形県コホート研究~」、生殖は竹原功先生より「生殖医療における慢性子宮内膜炎の現状」、周産期より渡辺憲和先生より「胎盤の厚さの測定による予後予測を目指した研究」について講演がありました。
また、おぎゃー献金贈呈式が行われ「特定非営利活動法人あゆむ」様に贈呈が行われました。
最後に特別講演として、山形大学医学部附属病院 病院長の佐藤慎哉先生より「地域医療における医学部・医学部附属病院の役割」についてご講演がありました。
今回は初めて医局員のみで開催するハイブリッド開催であったため視聴しづらいところもあったのではないかと思います。
初めてのことですのでお許しいただければ幸いです。
7月16-18日 第63回 日本婦人科腫瘍学会学術講演会が開催されました。
コロナ禍のためリーガロイヤル大阪会場とWebでのハイブリッド開催となりました。
医局からは
永瀬智教授、太田剛先生が座長を務めました。
また一般演題では
太田剛先生が「 卵巣明細胞癌細胞株におけるグルタチオン代謝経路阻害による細胞死誘導機構の検討」
清野学先生が「 当科におけるがん遺伝子パネル検査の現状」
榊宏諭先生が「 子宮体癌治療中に重症急性膵炎をきたし治療に難渋した1例」
を発表しました。
Web開催のため写真はありませんが、充実した学会となりました。
7月11-13日 第57回 日本周産期・新生児医学会学術集会が行われました。
コロナ禍のため、シーガイアコンベンションセンター(宮崎市)とWebでのハイブリッド開催となりました。
医局からは一般演題として
渡邉憲和先生が「分娩時出血に対する自己血輸血の最適な貯血量」
伊藤友理先生が「心タンポナーデを生じた原発性肺癌合併妊娠の1例」
を発表しました。
Web参加のため写真はありませんが、充実した学会となりました。
6月12-13日 Web開催で
第149回東北連合産科婦人科学会総会・学術講演会が開催されました
医局からは
伊藤泰史先生が「術前化学療法が著効した卵巣小細胞癌の1例」
堀川翔太先生が「成熟奇形腫から発生した卵巣扁平上皮癌に対してTC+Bev療法で完全奏功が得られた1例」
中村文洋先生が「子宮頸部筋腫に対する腹腔鏡下子宮筋腫核出術中に子宮頸管内に穿破した2例」
「単一胚盤胞移植後の2絨毛膜2羊膜双胎において隔膜破綻した1症例 」
武士ゆい先生が「妊娠14週で腹腔内出血をきたした穿通胎盤および完全子宮破裂の1例」
伊藤友理先生が「心タンポナーデで発症し原発性肺癌と診断した妊婦の1例 」
でそれぞれ発表いたしました。
2021年4月22日(木)~4月25日(日)に、新潟県新潟市で現地とWebのハイブリッドで開催されました。当科からは永瀬教授と中村が現地参加しました。永瀬教授は合同企画で、「わが国における産婦人科臨床研究の現状と展望」というテーマで講演を行いました。発表者の多くがWeb発表ではありましたが、当科から10名が発表しました。
山内敬子先生が「Association between age at menopause and atherosclerotic disease in a Japanese population」
深瀬実加先生が「Identifying complications in peripartum hysterectomy:A 6-year review at our hospital」
出井麗先生が「xCT inhibitor sulfasalazine enhances the efficacy of paclitaxel in human ovarian cancer cells」
髙橋杏子先生が「Sodium propionate administration may promote the uterine immune tolerance by increasing the number of Foxp3+ Treg cells in uterine draining lymph nodes」
鈴木百合子先生が「The analysis of maximum standardized uptake value on FDG PET-CT in ovarian, fallopian tube, peritoneum cancers」
酒井一嘉先生が「Clinical outcomes of treatment for chronic endometritis in ART~retrospective study in our hospital」
中村文洋先生が「Analysis of the changes in pre- and post-operative blood serum AMH levels for ovarian endometrial cysts and benign ovarian tumors」
川並麟太郎先生が「造腟術後に妊娠出産した先天性腟下部欠損症の一例」
郷内雄太先生が「進行子宮頸癌に類似した子宮非結核性抗酸菌感染症の1例」
武士ゆい先生が「妊娠34週から脳室拡大が進行した胎児脳腫瘍の1例」
でそれぞれ発表を行いました。
今回もコロナ禍のため、
山形会場と九州の加藤聖子先生をMicrosoft teamsで繋ぎ、さらに同アプリでweb参加も可能なハイブリッドで集談会を開きました。
一般演題の発表を、山形市立病院済生館の堀川翔太先生、山形県立中央病院の松江夏未先生、当院の伊藤友理先生、公立置賜総合病院の飯澤早貴先生がされ、座長を渡邉憲和先生がされました。
九州大学大学院医学研究院 生殖病態生理学 教授
加藤聖子先生より「子宮内膜をめぐる話題」の特別講演を賜りました。
写真がなくて申し訳ありませんが、活発な討議が繰り広げられました。