近況報告
佐野先生による抄読会が行われました。
テーマは「Trends and characteristics of fertility-sparing treatment for atypical endometrial hyperplasia and endometrial cancer in Japan : a survey by the Gynecologic Oncology Committee of the Japan Society of Obstetrics and Gynecology」でした。
2023年7月7日(金) 19時~
山形国際ホテルにてOncology Total Management Seminarが開催されました。
特別講演1では 当院 先端心血管治療学講座 特任講師 高橋 大 先生をお招きし、「周術期がん合併VTEにおける血栓マネジメント~TBIPの概念ってなに?~」の演題でご講演いただき、日頃から婦人科悪性腫瘍診療で関わることが多いVTEに対する評価法や治療法について、詳しく学ぶことができました。
また、特別講演2では 産業医科大学 医学部 産科婦人科学 教授 吉野 潔 先生をお招きし、「最新の子宮頸癌薬物療法を考える」の演題でご講演いただきました。子宮頸癌診療で感じることの多い、クリニカルクエスチョンに関して、最新の知見を含めて詳細にご教示いただきました。
今回のご講演内容を踏まえて、今後の婦人科悪性腫瘍診療へ積極的に活用していきたいと思います。
郷内先生による抄読会が行われました。
テーマは「Pembrolizumab plus Chemotherapy in Advanced Endometrial cancer」でした。
西先生による抄読会が行われました。
テーマは「Effect of serum vitamin D level before ovarian stimulation on the cumulative live birth rate of women undergoing in vitro fertilization: a retrospective analysis」でした。
2023年6月23日 毎年恒例の山形大学医学部附属病院院内 講座対抗野球大会の第1回戦に参加しました。
週に1回、伊藤友理先生をキャプテンとして練習に励み、当科にとって初戦となる耳鼻咽喉科戦に臨みました。
霧雨が降り、万全といえるコンディションではありませんでしたが、7-5で辛くも勝利を手にすることができました。
結果は勿論ですが、耳鼻咽喉科の皆様方を含め、無事に怪我無く死力を尽くして戦い抜くことができたのが何よりでした。参加された皆様、お疲れ様でした。
当科は引き続き次戦に向けて練習に取り組んでいきます。応援、何卒よろしくお願いいたします。
2023年6月22日(木) 18:45~
パレスグランデールにて山形産婦人科ME研究会が開催されました。
特別講演では東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 医歯学系専攻 器官システム制御学講座 生殖機能協関学 教授 宮坂尚幸先生をお招きし、「ME機器との楽しい付き合い方 ―産婦人科医の経験から」の演題でご講演いただきました。
心電図やMRI、エコーなどの医療機器を用いた産婦人科領域の研究についてご紹介いただき、日頃用いている医療機器の仕組みについて改めて原理を詳しく学ぶことができました。私たちも臨床分野だけでなく、今後の研究へME機器をより積極的に活用したいと思います。
2023年6月17日から6月18日にかけて、秋田県秋田市のホテルメトロポリタン秋田で第153回 東北連合産科婦人科学会総会・学術講演会が開催されました。
当科からは
今田先生が「妊娠後期に肝機能障害を指摘され、母体腸回転異常症による消化管通過障害の診断に至った1例」を、
伏見先生が「死産後の不全子宮破裂に対し修復術を行い生児を得た1症例」を、
佐野先生が「レンバチニブ、ペムブロリズマブ併用療法中に副腎皮質不全を来した子宮体癌の2例」を、
堀川が「ペッサリー留置により直腸腟瘻を生じたが保存的療法で治癒した2例」を、
口演で発表いたしました。
先日の日産婦に引き続き現地での開催となったこともあり、最新の知見を実際に肌身で体験できただけでなく、名物のきりたんぽや地酒に舌鼓を打ち、初夏の秋田を感じながら大変実りある学会となりました。
なお、伏見先生は見事、若手奨励賞を受賞されました。おめでとうございます。
また、将来的に産婦人科医を考えてくれている学生も6名、参加していただき、学会の雰囲気や秋田の観光、食事を満喫していただいたようでした。
皆さんと一緒に働ける日を心待ちにしております。
(他にも学会に参加したい山形大学の医学生さんがいらっしゃいましたら、当医局もしくは医局員までお声かけください。)
伊藤先生による抄読会が行われました。
テーマは「Aspirin Discontinutation at 24 to 28 Weeks’ Gestation in Pregnancies at High Risk of Preterm Preeclampsia」でした。
中井先生による抄読会が行われました。
テーマは「ALDH2 Expression, Alcohol Intake and Semen Parameters among East Asian Men」でした。
2023年5月12日(金)~5月14日(日)に東京都の国際フォーラムで、第75回 日本産科婦人科学会学術講演会が開催されました。
当科からは以下の9名が発表しました。
口演で
・永瀬先生が『日本産科婦人科学会がJESGOに期待すること~日産婦学会悪性腫瘍オンライン登録の課題~』
・太田先生が『卵巣癌における癌増殖抑制シートの新規治療デバイスとしての可能性』(婦人科腫瘍高得点日本語演題)
・松川先生が『同一症例で異なる薬剤感受性を持つ子宮筋腫の遺伝子発現の解析』(生殖・内分泌高得点日本語演題)
・八島先生が『QOLに着目した骨盤臓器脱に対する腹腔鏡下仙骨腟固定術とNTRの比較検討』(女性ヘルスケア高得点日本語演題)
ポスター形式で
・山内先生が『当院における高齢婦人科がん患者に対する高齢者機能評価の有用性の検討』
・渡邉憲和先生が『Evaluation of oxidative stress in amniotic fluid』
・堀川先生が『卵巣癌の腹水メタボローム解析に関する検討』
・國井先生が『腎不全合併妊娠の2例』
・遠藤先生(山形県立中央病院)が『反復子宮破裂の1例』
を発表しました。
コロナウイルスが5類感染症に移行し、学会に以前のような賑わいが戻ってきました。
活発な討議と現地ならではの交流の良さをあらためて感じました。
学会で得られた知見を日々の臨床・研究に活かし、今後も邁進していこうと思います。