近況報告
6月12-13日 Web開催で
第149回東北連合産科婦人科学会総会・学術講演会が開催されました
医局からは
伊藤泰史先生が「術前化学療法が著効した卵巣小細胞癌の1例」
堀川翔太先生が「成熟奇形腫から発生した卵巣扁平上皮癌に対してTC+Bev療法で完全奏功が得られた1例」
中村文洋先生が「子宮頸部筋腫に対する腹腔鏡下子宮筋腫核出術中に子宮頸管内に穿破した2例」
「単一胚盤胞移植後の2絨毛膜2羊膜双胎において隔膜破綻した1症例 」
武士ゆい先生が「妊娠14週で腹腔内出血をきたした穿通胎盤および完全子宮破裂の1例」
伊藤友理先生が「心タンポナーデで発症し原発性肺癌と診断した妊婦の1例 」
でそれぞれ発表いたしました。
2021年4月22日(木)~4月25日(日)に、新潟県新潟市で現地とWebのハイブリッドで開催されました。当科からは永瀬教授と中村が現地参加しました。永瀬教授は合同企画で、「わが国における産婦人科臨床研究の現状と展望」というテーマで講演を行いました。発表者の多くがWeb発表ではありましたが、当科から10名が発表しました。
山内敬子先生が「Association between age at menopause and atherosclerotic disease in a Japanese population」
深瀬実加先生が「Identifying complications in peripartum hysterectomy:A 6-year review at our hospital」
出井麗先生が「xCT inhibitor sulfasalazine enhances the efficacy of paclitaxel in human ovarian cancer cells」
髙橋杏子先生が「Sodium propionate administration may promote the uterine immune tolerance by increasing the number of Foxp3+ Treg cells in uterine draining lymph nodes」
鈴木百合子先生が「The analysis of maximum standardized uptake value on FDG PET-CT in ovarian, fallopian tube, peritoneum cancers」
酒井一嘉先生が「Clinical outcomes of treatment for chronic endometritis in ART~retrospective study in our hospital」
中村文洋先生が「Analysis of the changes in pre- and post-operative blood serum AMH levels for ovarian endometrial cysts and benign ovarian tumors」
川並麟太郎先生が「造腟術後に妊娠出産した先天性腟下部欠損症の一例」
郷内雄太先生が「進行子宮頸癌に類似した子宮非結核性抗酸菌感染症の1例」
武士ゆい先生が「妊娠34週から脳室拡大が進行した胎児脳腫瘍の1例」
でそれぞれ発表を行いました。
今回もコロナ禍のため、
山形会場と九州の加藤聖子先生をMicrosoft teamsで繋ぎ、さらに同アプリでweb参加も可能なハイブリッドで集談会を開きました。
一般演題の発表を、山形市立病院済生館の堀川翔太先生、山形県立中央病院の松江夏未先生、当院の伊藤友理先生、公立置賜総合病院の飯澤早貴先生がされ、座長を渡邉憲和先生がされました。
九州大学大学院医学研究院 生殖病態生理学 教授
加藤聖子先生より「子宮内膜をめぐる話題」の特別講演を賜りました。
写真がなくて申し訳ありませんが、活発な討議が繰り広げられました。
今回はコロナ禍もあり、庄内会場と山形会場、埼玉会場をZOOMで繋ぎ、集談会を開きました
一般演題の発表を、鶴岡市立荘内病院の矢野亮先生、当科の深瀬実加先生が行いました。
また、当科の清野学先生より、がん遺伝子パネル検査の現状について講演いただいた他、
防衛医科大学校産科婦人科学講座 教授 高野政志先生より、自衛隊医療における産科婦人科の位置づけについて、特別講演を賜りました。
各会場をZOOMで繋ぎ、ライブ配信する新たな試みでしたが、つつがなく進行しました。
座長の五十嵐裕一先生の司会の元、活発な論議が行われ、盛況のうちに閉会となりました。
2020年9月24日(木) 医局カンファレンスルームにて
研究室研修発表会が開催されました。
8月31日から4週間にわたって当科で研究室研修を実施した医学部3年生の研修発表会が開催されました。周産期分野を坂本野春来さん、女性医学分野を遠藤晴華さん、不妊分野を端木恵美さん、腫瘍分野を飯塚日向子さんが担当しました。皆さん発表から質疑応答まで堂々としており、普段の学会さながらのディスカッションが繰り広げられました。
産婦人科に興味をもって選択してくれた学生さんばかりなので、数年後、一緒に働ける日が来るのを楽しみにしております。
2020年8月1日(土) 当院CBT室にて第148回山形県産婦人科集談会が開催されました。
山形大学から郷内雄太先生、武士ゆい先生、川並麟太郎先生、伊藤泰史先生、新庄病院から金子宙夢先生、米沢市立病院から山下由花先生、国井クリニックから國井兵太郎先生が一般演題を発表し、活発な議論が展開されました。
また、新型コロナウイルス感染症について、当科の堤先生より最新情報について、県立中央病院の小幡美由紀先生より県立中央病院での感染拡大に対する対策についての講演をいただいた後、日本海総合病院 井出佳宏先生、公立置賜総合病院 小島原敬信先生、横山病院 横山智之先生を加えパネルディスカッションを行い、それぞれの病院でのコロナウイルス対策についての情報交換が行われました。
コロナ禍で様々な研究会や学会が中止・延期となっていたため、発表の機会が減っていた医局の若手たちのいい発表・議論の場となり、またコロナ対策に対する各病院の様々な取り組みをお聞きすることができ、非常に勉強となった集談会でした。
かなり前の話にはなりますが、
記事とポスター作成は中村文洋先生です。
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7月17日(金)18時から 医局カンファレンスルームにて
学生向けのステップアップゼミを開催しました。
今回は中村文洋先生が講師となり、学生が苦手とするCTGモニターについて講義しました。
産婦人科医のキャリア形成に関しても説明しました。
国試対策ばかりではなく、産婦人科という学問に興味を持っていただければ嬉しいですね。
参加してくれた学生の皆さん、ありがとうございました。
コロナ禍でなかなか説明会を開けない状況ではありますが、
産婦人科や当医局に興味があれば、お近くの産婦人科医または医局までご連絡ください。
研究室研修で来てくれた医学生の平野まどかさんが
研究→論文化まで頑張ってくれた論文が「山形医学」にacceptされました。
「エジンバラ産後うつ病評価票を用いた、合併症妊娠を含めた妊娠関連項目と周産期うつ病の関連の解析
Association between non-obstetric medical complications and postnatal depression」
平野まどか、渡邉憲和、成味恵(浜松医大)、出井麗、深瀬実加、髙橋可菜子、山内敬子
堤誠司、永瀬智
2020年11月16日 抄読会 中井 奈々子先生
「子宮内膜症に対する両側・片側卵巣腹腔鏡手術後のAMHへの影響」
The effect of unilateral and bilateral laparoscopic surgery for endometriosis
on Anti-Mullerian Hormone (AMH) level after 3 and 6 months: a systematic review
and meta-analysis
Health and Quality of Life Outcomes (2020) 18:314
2020年11月9日 抄読会 出井 麗先生
「産科大量出血ウサギに対するヘモグロビン小胞体輸液の有用性」
Efficacy of resuscitative infusion with hemoglobin vesicles in rabbits with massive obstetric hemorrhage.