近況報告
2005年より当科にお勤めになり、山形県の不妊治療の中心的役割を担われてきた松尾 幸城 先生が、2022年3月31日付で退職されることとなり、ささやかながら医局として送別させていただきました。
婦人科診療・不妊治療をはじめ、腹腔鏡下手術や講座対抗野球練習のご指導に関してまで、松尾先生にお世話になった医局員は大変多く、寂しさを感じてしまう日々が続いてしまうと思われますが、松尾先生の新天地でのご活躍を医局員一同、心より応援しております。
(同日付けで異動となる先生方も併せて送別させていただきました。)
令和4年2月19日(土)15:30~
パレスグランデールおよびWebでのハイブリット方式により
令和3年 山形大学産科婦人科学教室同門会 山王会総会が開催されました。
コロナの影響により、なかなかお会いすることのできない同門会の先生方に、Web上ではありますが、お会いすることが出来、非常に充実した山王会になりました。
特別講演では永瀬先生に座長をお願いし、
山形大学の出身であられる、福島県立医科大学付属病院 性差医療センター教授 小宮ひろみ先生に
「性差を意識した女性の健康支援 ~女性がしなやかに活躍できる時代を願って~」の演題でご講演いただきました。小宮先生には昨年の山王会で御講演いただく予定でしたが、コロナの影響で実現せず、今年ようやく御登壇いただくことが出来ました。
来年は、コロナも落ち着き、現地で皆様とお会いできることを心よりお祈り申し上げます。
2021年12月4日に山形大学医学部 交流会館とzoomのハイブリッド開催で第154回山形県産婦人科集談会が開催されました。
今回は、一般演題として
山形市立済生館 國井勝俊先生より「胎児型奇形腫の一例」
大学病院 立花由花先生より「胎児のBartter症候群による多尿のため羊水過多を呈した一例」
県立中央病院 福長健史先生より「当院における腹腔鏡下子宮全摘術の導入と現状」
大学病院 中井奈々子先生より「内膜症性嚢胞手術時のEndometriosis Fertility Indexと術後ART治療成績」
県立新庄病院 郷内雄太先生より「術前に変性子宮筋腫と卵巣嚢腫の鑑別が困難であった卵巣腫瘍茎捻転の二例」
公立置賜総合病院 川並麟太郎先生より「Meigs症候群の二例」
特別講演として、三重大学大学院医学研究科 産科婦人科学 教授:池田智明先生より「分娩誘発と分娩管理」について御講演いただきました。
一般演題ではネット環境の不備で視聴しづらい箇所があり、大変申し訳ございませんでした。
「第23回 山形産婦人科内視鏡の会」
12月4日(土)第23回 山形産婦人科内視鏡の会を開催しました。
県内の産婦人科専攻医を中心に総勢29名の医師が参加してくれました。
ハンズオンで縫合結紮の基本手技についてみっちりと指導、トレーニングを行いました。
新しい試みとして、山形会場と荘内会場をzoomでつなぎ、遠隔でも指導を行いました。
さらに特別講演として福島赤十字病院 産婦人科部長 矢澤 浩之先生に御講演をいただきました。
会の終了時には、みなさん見違えるほど縫合結紮が上手になっていました。
継続してトレーニングを頑張ってください!(文責:松川淳)
2021/11/27~28にかけてWeb上で開催されました
第34回日本性感染症学会学術大会において当科の髙橋杏子先生が
「クラミジア感染症が卵管性不妊患者に対する子宮鏡下選択的卵管通水法と腹腔鏡下手術の臨床成績に与える影響」の研究で令和3年度の性感染症学会 学術奨励賞を受賞されました。
おめでとうございます。
2021/11/28 14:00から山形県不妊専門相談センターの活動として、「山形県妊活不妊セミナー」をzoomミーティングでリモート開催しました。
第1回目であったため参加者がいるのか心配でしたが、県庁や山形県医師会の方からの働きかけもあり約50人の方の参加がありました。
松尾から「不妊症ってそんなにいるの?コロナ禍でも治療できるの?」、不妊症看護認定看護師の佐藤ゆかりさんから「妊活・心とからだの準備のために」、松川先生から不妊症の治療方法って?」という演題で講演をさせていただきました。
チャットを使った質問コーナーでは、様々な質問が10題ほどあり、妊活や不妊症に関する疑問や相談があるものだと改めて感じました。
今後も定期的に行っていければと考えております。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。(文責:松尾幸城)
8月28,29日 Web開催で第68回 北日本産科婦人科学会 総会・学術講演会が開催されました
医局からは
榊宏諭先生が「子宮頸癌・子宮体癌における色素法によるセンチネルリンパ節の同定と微小転移に関する研究」
松江夏美先生が「胎児期に頸部巨大血管腫と診断され、Kasabach-Merritt 現象による胎児機能不全を呈した1例」
日根早貴先生が「Rituximab 抵抗性であった特発性血小板減少性紫斑病合併妊娠の一例」
松川淳先生が「腹腔鏡下子宮筋腫核出術(Laparoscopic myomectomy:LM)における縫合のコツ」
瀧田徳勇先生が「卵管摘出後に子宮縫合部が離開し再手術を行った一症例」
鈴木啓王先生が「当院におけるホルモン補充療法を必要とした小児がん経験者9例の検討」
清野学先生が「当科における卵巣・卵管・腹膜癌症例に対するがん遺伝子パネル検査の現状」
でそれぞれ発表しました。
2021年7月22日に山形大学医学部CBT室とzoomのハイブリッド開催で第152回山形県産婦人科集談会が開催されました。
今回は、腫瘍・女性医学・生殖・周産期の各分野より、腫瘍は清野学先生より「当科におけるロボット支援子宮悪性腫瘍手術の現状報告」、女性医学は山内敬子先生より「閉経年齢と動脈硬化疾患との関連~山形県コホート研究~」、生殖は竹原功先生より「生殖医療における慢性子宮内膜炎の現状」、周産期より渡辺憲和先生より「胎盤の厚さの測定による予後予測を目指した研究」について講演がありました。
また、おぎゃー献金贈呈式が行われ「特定非営利活動法人あゆむ」様に贈呈が行われました。
最後に特別講演として、山形大学医学部附属病院 病院長の佐藤慎哉先生より「地域医療における医学部・医学部附属病院の役割」についてご講演がありました。
今回は初めて医局員のみで開催するハイブリッド開催であったため視聴しづらいところもあったのではないかと思います。
初めてのことですのでお許しいただければ幸いです。
7月16-18日 第63回 日本婦人科腫瘍学会学術講演会が開催されました。
コロナ禍のためリーガロイヤル大阪会場とWebでのハイブリッド開催となりました。
医局からは
永瀬智教授、太田剛先生が座長を務めました。
また一般演題では
太田剛先生が「 卵巣明細胞癌細胞株におけるグルタチオン代謝経路阻害による細胞死誘導機構の検討」
清野学先生が「 当科におけるがん遺伝子パネル検査の現状」
榊宏諭先生が「 子宮体癌治療中に重症急性膵炎をきたし治療に難渋した1例」
を発表しました。
Web開催のため写真はありませんが、充実した学会となりました。
7月11-13日 第57回 日本周産期・新生児医学会学術集会が行われました。
コロナ禍のため、シーガイアコンベンションセンター(宮崎市)とWebでのハイブリッド開催となりました。
医局からは一般演題として
渡邉憲和先生が「分娩時出血に対する自己血輸血の最適な貯血量」
伊藤友理先生が「心タンポナーデを生じた原発性肺癌合併妊娠の1例」
を発表しました。
Web参加のため写真はありませんが、充実した学会となりました。