近況報告
2023年4月22日(土) 17:00~
山形大学医学部交流会館にて第159回 山形県産婦人科集談会が開催されました。
特別講演では長崎大学医学部産婦人科学講座 教授 三浦清徳先生をお招きし、「産科手術における最近の話題」の演題でご講演いただきました。胎児治療や経腹的子宮頸管縫縮術などについて、非常に興味深く拝聴させていただきました。
2022年10月15日(土)~10月16日(日)にかけて、岩手県の盛岡市で第69回北日本産科婦人科学会総会・学術講演会が現地とWEBでのハイブリッド形式で開催されました。当科からは、永瀬先生、太田先生、竹原先生、奥井先生、金子先生、八島先生、堀川が十分に感染対策を行った上で現地参加いたしました。
また、演題発表はweb参加も併せて7名が発表しました。
永瀬先生が初日のモーニングセミナーで『卵巣癌診療における課題~Beyond the guidlines』
竹原先生が『調節卵巣刺激のpoor responderを予測するAIモデルの構築』
奥井先生が『再発卵巣癌に対するSchlafen11発現とPARP阻害剤の効果に関する検討』
佐藤先生が『当院で経験した前置血管の2例』
金子先生が『卵巣癌化学療法後に生じた子宮体癌の治療後にARTにより妊娠に至った一例』
八島先生が『当院で経験したRPOC(Retained products of conception)の画像所見』
堀川が『当院における高齢婦人科がん患者に対する高齢者機能評価の有用性の検討』
を発表しました。
竹原先生の発表は優秀演題に選出され、表彰されました。おめでとうございます。
やや肌寒く、秋の訪れを感じながらの開催となりましたが、今回、一般演題は事前録画動画のライブ配信といった新たな形式での発表となり、斬新な気持ちの中での学会参加となりました。
今年も冬が近づいてはおりますが、学会で得られた知見を明日からの臨床・研究に活かし、熱くモチベーションを高める良い契機として邁進していこうと思います。
2022年8月5日(金)~8月7日(日)にかけて、福岡県の福岡市で第74回日本産科婦人科学会学術講演会が現地とWEBでのハイブリッド形式で開催されました。当科からは、永瀬先生、竹原先生、髙橋杏子先生、福長先生、伊藤友理先生、伊藤泰史先生、山口先生、堀川が十分に感染対策を行った上で現地参加いたしました。
また、演題発表はweb参加も併せて10名が発表しました。
山内先生が『早発閉経に影響を与える因子の検討』
竹原先生が『Two novel pregnancy outcome predictors related to serum human
chorionic gonadotropin levels』
出井先生が『グルタチオン代謝経路阻害剤とpaclitaxelの併用による細胞死誘導機構に関する検討』
髙橋先生が『Endometriosis fertility index and pregnancy outcomes of assisted reproductive technology』
福長先生が『妊娠38週で子宮内胎児死亡となった臍帯動脈血栓症の一例』
伊藤(友)先生が『DVDを用いた受動的心理教育がエジンバラ産後うつ病評価票スコアへ与える効果』
伊藤(泰)先生が『腎機能障害を伴った骨盤リンパ囊胞に対しリンパ管塞栓術が有用だった一例』
山口先生が『胎児発育不全における胎児構造異常の有無による児の予後の比較』
日根先生が『特発性血小板減少性紫斑病合併妊娠における妊娠中の血小板数の推移』
堀川が『再発卵巣癌に対するSchlafen11発現とPARP阻害剤の効果に関する検討』
をポスター形式で発表しました。
開催前日の全国規模の悪天候により、会場への移動に苦労された先生も多くいらっしゃったようですが、開催地では終始天候に恵まれ、照りつける夏の日差しと心地よい潮風を感じながらの学会参加となりました。
学会で得られた知見を明日からの臨床・研究に活かすだけでなく、不在中に診療をカバーしていただいた先生方・スタッフの皆様への感謝も忘れずに、今後も邁進していこうと思います。
2022年7月14日(木)~7月16日(土)にかけて、福岡県の久留米市で第64回日本婦人科腫瘍学会学術講演会が現地とWEBでのハイブリッド形式で開催されました。当科からは、永瀬先生、太田先生、清野先生、堀川が十分に感染対策を行った上で現地参加いたしました。
演題発表は清野先生が『子宮体癌における血中サルコシン濃度と臨床病理学的検討』、堀川が『卵巣明細胞癌患者におけるグルタチオン代謝経路関連蛋白の発現と予後との関連』をe-ポスター形式で発表しました。会場では、発表された各大学での臨床研究の成果や各施設における手術実績・創意工夫に関して、会場外の気温に負けない程の熱い議論が交わされ、研究においても手術加療に関しても今後のモチベーション維持に繋がる貴重な機会となりました。
学会参加で得られた知見を明日からの臨床・研究に活かすだけでなく、不在中に診療をカバーしていただいた先生方・スタッフの皆様への感謝も忘れずに、今後も邁進していこうと思います。
5月14日、15日に仙台国際センターにて、第151回東北連合産科婦人科学会総会・
学術講演会が現地開催されました。
当科からは、
山口理紗子先生「特発性胎児動脈管早期収縮により右心不全をきたした1例」、
武士ゆい先生「妊娠 31 週の羊水過多で疑われた筋強直性ジストロフィー合併妊娠の1例」、
伊藤泰史先生「脱分化癌と診断された卵巣癌の1例」、
堀川翔太先生「当院におけるマイクロサテライト不安定性(MSI)検査の現況とペムブロリズマブの長期奏功例」、
立花由花先生「子宮体がんに対するロボット支援下手術後に腹膜がんを生じた1 例」、
金子宙夢先生「MRI を用いたレルゴリクスの子宮筋腫縮小効果の予測」
が発表され、山口理紗子先生と金子宙夢先生が若手奨励賞を受賞されました。
また、専攻医会として武士ゆい先生、日根早貴が産婦人科専攻医の実際について発表させていただきました。
久々の現地開催の学会となり、活発な質疑応答となりました。このままコロナも収束していってほしいものです。
(文責 日根)
2021年12月4日に山形大学医学部 交流会館とzoomのハイブリッド開催で第154回山形県産婦人科集談会が開催されました。
今回は、一般演題として
山形市立済生館 國井勝俊先生より「胎児型奇形腫の一例」
大学病院 立花由花先生より「胎児のBartter症候群による多尿のため羊水過多を呈した一例」
県立中央病院 福長健史先生より「当院における腹腔鏡下子宮全摘術の導入と現状」
大学病院 中井奈々子先生より「内膜症性嚢胞手術時のEndometriosis Fertility Indexと術後ART治療成績」
県立新庄病院 郷内雄太先生より「術前に変性子宮筋腫と卵巣嚢腫の鑑別が困難であった卵巣腫瘍茎捻転の二例」
公立置賜総合病院 川並麟太郎先生より「Meigs症候群の二例」
特別講演として、三重大学大学院医学研究科 産科婦人科学 教授:池田智明先生より「分娩誘発と分娩管理」について御講演いただきました。
一般演題ではネット環境の不備で視聴しづらい箇所があり、大変申し訳ございませんでした。
2021/11/27~28にかけてWeb上で開催されました
第34回日本性感染症学会学術大会において当科の髙橋杏子先生が
「クラミジア感染症が卵管性不妊患者に対する子宮鏡下選択的卵管通水法と腹腔鏡下手術の臨床成績に与える影響」の研究で令和3年度の性感染症学会 学術奨励賞を受賞されました。
おめでとうございます。
2021/11/28 14:00から山形県不妊専門相談センターの活動として、「山形県妊活不妊セミナー」をzoomミーティングでリモート開催しました。
第1回目であったため参加者がいるのか心配でしたが、県庁や山形県医師会の方からの働きかけもあり約50人の方の参加がありました。
松尾から「不妊症ってそんなにいるの?コロナ禍でも治療できるの?」、不妊症看護認定看護師の佐藤ゆかりさんから「妊活・心とからだの準備のために」、松川先生から不妊症の治療方法って?」という演題で講演をさせていただきました。
チャットを使った質問コーナーでは、様々な質問が10題ほどあり、妊活や不妊症に関する疑問や相談があるものだと改めて感じました。
今後も定期的に行っていければと考えております。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。(文責:松尾幸城)
8月28,29日 Web開催で第68回 北日本産科婦人科学会 総会・学術講演会が開催されました
医局からは
榊宏諭先生が「子宮頸癌・子宮体癌における色素法によるセンチネルリンパ節の同定と微小転移に関する研究」
松江夏美先生が「胎児期に頸部巨大血管腫と診断され、Kasabach-Merritt 現象による胎児機能不全を呈した1例」
日根早貴先生が「Rituximab 抵抗性であった特発性血小板減少性紫斑病合併妊娠の一例」
松川淳先生が「腹腔鏡下子宮筋腫核出術(Laparoscopic myomectomy:LM)における縫合のコツ」
瀧田徳勇先生が「卵管摘出後に子宮縫合部が離開し再手術を行った一症例」
鈴木啓王先生が「当院におけるホルモン補充療法を必要とした小児がん経験者9例の検討」
清野学先生が「当科における卵巣・卵管・腹膜癌症例に対するがん遺伝子パネル検査の現状」
でそれぞれ発表しました。
7月16-18日 第63回 日本婦人科腫瘍学会学術講演会が開催されました。
コロナ禍のためリーガロイヤル大阪会場とWebでのハイブリッド開催となりました。
医局からは
永瀬智教授、太田剛先生が座長を務めました。
また一般演題では
太田剛先生が「 卵巣明細胞癌細胞株におけるグルタチオン代謝経路阻害による細胞死誘導機構の検討」
清野学先生が「 当科におけるがん遺伝子パネル検査の現状」
榊宏諭先生が「 子宮体癌治療中に重症急性膵炎をきたし治療に難渋した1例」
を発表しました。
Web開催のため写真はありませんが、充実した学会となりました。