近況報告
2024年4月27日(木) 17:00~
山形大学で第163回 山形県産婦人科集談会が開催されました。
総会では山形県産婦人科医会会長である公立置賜総合病院 手塚尚広先生に代わり、山形県立中央病院 堤誠司先生が就任されることが発表されました。
特別講演で千葉大学大学院医学研究院 産婦人科学講座 教授 診療科長 甲賀 かをり先生をお招きし、「獅膽鷹目行以女手」の演題でご講演いただきました。
様々なデバイスが発展した現代の医療現場ではテクニカルスキルを磨くことにとらわれがちですが、ノンテクニカルスキルを身に着けることをあらためて重視する必要性があると実感いたしました。
2024年4月27日 山形大学医学部交流会館で、第14回山形県若手産婦人科研究会が開催されました。
この会は山形県内の医師10年目までの産婦人科医が一堂に会する会で、今年で14年目になります。
一般講演では所属している病院によっては日常診療でなかなか触れることができないテーマについて理解を深め、特別講演では産婦人科に限らず様々な専門分野の先生をお招きしてご講演いただいております。
今回は
山形大学医学部附属病院の日根先生が「不育症について」、佐野先生が「発熱性好中球減少症の管理」、
公立置賜総合病院の八島先生が、「止まらない感染増加 ~今一度確認したい梅毒のあれこれ~」
の発表をされました。
特別講演では、山形大学医学部附属病院 放射線診断科の豊口先生から「悪魔の塞栓レシピ ~白い粉をパラパラと~」のタイトルでご講演を賜りました。
各発表に対して、積極的な質疑応答が行われ、今年も非常に有意義な会となりました。この会で学んだことを日々の診療に生かしていきたいと思います。
松川淳先生による抄読会が行われました。テーマは「Endocrine profile of the kisspeptin receptor agonist MVT-602 in healthy premenopausal women with and without ovarian stimulation: results from 2 randomized, placebo-controlled clinical tricals」でした。
2024年4月19日(金)~4月21日(日)にかけて、神奈川県の横浜市で第76回日本産科婦人科学会学術講演会が現地とWEBでのハイブリッド形式で開催されました。当科からは、永瀬先生、太田先生、清野先生、渡邉先生、榊先生、深瀬先生、奥井先生、伊藤(友)先生、中村先生、置賜総合病院の八島先生、伊藤(理)先生、山形済生病院の橘川先生が現地参加いたしました。
演題発表はいずれもポスターで、
清野先生が『Microsatellite instability and tumor mutation burden by histological type of gynecological malignancy in Japan』
渡邉先生が『High level of intrapartum fetal heart rate pattern evaluated using the Japanese 5-tier classification is correlated with low neonatal Apgar Score』
榊先生が『婦人科悪性腫瘍に対する当院での重粒子線治療の経験』
深瀬先生が『当院におけるレボノルゲストレル放出システムの使用例の検討』
奥井先生が『Screening for the drugs that increase the efficacy of poly ADP-ribose polymerase inhibitor by the FDA-approved compounds library』
伊藤(友)先生が『Effect of Endoplasmic Reticulum Stress on Human Endometrial Stromal Cell Decidualization』
中村先生が『Crosstalk between Mitochondrial and Endoplasmic Reticulum in Oocytes』
を発表しました。
会場では、各大学での臨床研究の成果や各施設における手術実績・創意工夫、珍しい症例報告に関して、熱い議論が交わされ、研究・日常診療に関して今後のモチベーション維持に繋がる貴重な機会となりました。
また、今回は産婦人科志望の学生も参加していただきました。最新の知見を実際に肌身で体験し、横浜の夜景を見ながら杯を交わし、近代的な学会の雰囲気に大満足されていたようでした。
学会参加で得られた知見を明日からの臨床・研究に活かすだけでなく、不在中に診療をカバーしていただいた先生方・スタッフの皆様への感謝も忘れずに、今後も邁進していこうと思います。
読売新聞「病院の実力」において、当科助教 竹原功先生の不妊治療に関わる取材記事が掲載されました。
ぜひ皆様、ご一読ください。
プログラム準備中です。
中村文洋先生による抄読会が行われました。テーマは「A SART data cost-effectiveness analysis of planned oocyte cryopreservation versus in vitro fertilization with preimplantation genetic testing for aneuploidy considering ideal family size」でした。