近況報告
2023年7月31日 山形大学医学部附属病院院内 講座対抗野球大会の第2回戦に参加しました。
整形外科との対戦で3-15と苦戦し、敗退となりました。
参加された選手の先生方、お疲れ様でした。また、暑い中応援に来ていただいた皆様、ありがとうございました。
今年度の野球は終わりになりますが、また来年度より頑張っていきます。
2023年7月14日(金)~7月16日(日)にかけて、島根県の松江市で第65回日本婦人科腫瘍学会学術講演会が現地とWEBでのハイブリッド形式で開催されました。当科からは、永瀬先生、太田先生、清野先生、榊先生、奥井先生、置賜総合病院の伊藤先生、堀川が現地参加いたしました。
演題発表は太田先生が『メタボロミクスによる卵巣癌組織と生体試料における代謝経路に関する検討』、清野先生が『DPCデータを用いた子宮平滑筋肉腫および絨毛癌治療に関する実態調査研究』、榊先生が『婦人科腫瘍登録データを用いた卵巣胚細胞腫瘍の解析』堀川が『再発卵巣癌に対するSchlafen11発現とPARP阻害剤の効果に関する検討』を口演で発表しました。太田先生は高得点演題にも選出されました。
また、永瀬先生は婦人科悪性腫瘍総合入力システム(Japan Entry System of Gynecologic Oncology, JESGO)に関して、JESGOセッションでご講演されました。
会場では、発表された各大学での臨床研究の成果や各施設における手術実績・創意工夫に関して、会場外の気温に負けない程の熱い議論が交わされ、研究・日常診療に関して今後のモチベーション維持に繋がる貴重な機会となりました。
最新の知見を実際に肌身で体験できただけでなく、島根名物の出雲そばや島根和牛、ご当地の日本酒、しじみラーメンにも舌鼓を打つことができ、(個人的ではありますが)初の山陰地方に思いを馳せながら大変実りある学会となりました。線状降水帯の影響で天候が懸念されましたが、幸い開催中は初日の小雨程度で大きな天候の崩れはありませんでした。
この度の大雨により、被害に遭われた皆様へ、謹んで心よりお見舞い申し上げます。
佐野先生による抄読会が行われました。
テーマは「Trends and characteristics of fertility-sparing treatment for atypical endometrial hyperplasia and endometrial cancer in Japan : a survey by the Gynecologic Oncology Committee of the Japan Society of Obstetrics and Gynecology」でした。
2023年7月7日(金) 19時~
山形国際ホテルにてOncology Total Management Seminarが開催されました。
特別講演1では 当院 先端心血管治療学講座 特任講師 高橋 大 先生をお招きし、「周術期がん合併VTEにおける血栓マネジメント~TBIPの概念ってなに?~」の演題でご講演いただき、日頃から婦人科悪性腫瘍診療で関わることが多いVTEに対する評価法や治療法について、詳しく学ぶことができました。
また、特別講演2では 産業医科大学 医学部 産科婦人科学 教授 吉野 潔 先生をお招きし、「最新の子宮頸癌薬物療法を考える」の演題でご講演いただきました。子宮頸癌診療で感じることの多い、クリニカルクエスチョンに関して、最新の知見を含めて詳細にご教示いただきました。
今回のご講演内容を踏まえて、今後の婦人科悪性腫瘍診療へ積極的に活用していきたいと思います。
郷内先生による抄読会が行われました。
テーマは「Pembrolizumab plus Chemotherapy in Advanced Endometrial cancer」でした。