近況報告
2024年4月19日(金)~4月21日(日)にかけて、神奈川県の横浜市で第76回日本産科婦人科学会学術講演会が現地とWEBでのハイブリッド形式で開催されました。当科からは、永瀬先生、太田先生、清野先生、渡邉先生、榊先生、深瀬先生、奥井先生、伊藤(友)先生、中村先生、置賜総合病院の八島先生、伊藤(理)先生、山形済生病院の橘川先生が現地参加いたしました。
演題発表はいずれもポスターで、
清野先生が『Microsatellite instability and tumor mutation burden by histological type of gynecological malignancy in Japan』
渡邉先生が『High level of intrapartum fetal heart rate pattern evaluated using the Japanese 5-tier classification is correlated with low neonatal Apgar Score』
榊先生が『婦人科悪性腫瘍に対する当院での重粒子線治療の経験』
深瀬先生が『当院におけるレボノルゲストレル放出システムの使用例の検討』
奥井先生が『Screening for the drugs that increase the efficacy of poly ADP-ribose polymerase inhibitor by the FDA-approved compounds library』
伊藤(友)先生が『Effect of Endoplasmic Reticulum Stress on Human Endometrial Stromal Cell Decidualization』
中村先生が『Crosstalk between Mitochondrial and Endoplasmic Reticulum in Oocytes』
を発表しました。
会場では、各大学での臨床研究の成果や各施設における手術実績・創意工夫、珍しい症例報告に関して、熱い議論が交わされ、研究・日常診療に関して今後のモチベーション維持に繋がる貴重な機会となりました。
また、今回は産婦人科志望の学生も参加していただきました。最新の知見を実際に肌身で体験し、横浜の夜景を見ながら杯を交わし、近代的な学会の雰囲気に大満足されていたようでした。
学会参加で得られた知見を明日からの臨床・研究に活かすだけでなく、不在中に診療をカバーしていただいた先生方・スタッフの皆様への感謝も忘れずに、今後も邁進していこうと思います。
読売新聞「病院の実力」において、当科助教 竹原功先生の不妊治療に関わる取材記事が掲載されました。
ぜひ皆様、ご一読ください。
プログラム準備中です。
中村文洋先生による抄読会が行われました。テーマは「A SART data cost-effectiveness analysis of planned oocyte cryopreservation versus in vitro fertilization with preimplantation genetic testing for aneuploidy considering ideal family size」でした。
奥井陽介先生による抄読会が行われました。テーマは「Durvalumab Plus Carboplatin/Paclitaxel Followed by Maintenance Durvalumab With or Without Olaparib as First-Line Treatment for Advanced Endometrial Cancer: The Phase III DUO-E Trial」でした。
橘川由理先生による抄読会が行われました。テーマは「Real-World Utilization of an Intrauterine, Vacuum-Induced, Hemorrhage-Control Device」でした。
2024年3月14日(木) 19時~
山形大学で第32回 山形県婦人科腫瘍研究会が開催されました。
特別講演で新潟大学医学部 産科婦人科学教室 教授 吉原弘祐先生をお招きし、「婦人科がんを再考する」の演題でご講演いただきました。
子宮内膜と遺伝子変異の関わり、子宮内膜の構造など、新潟大学での研究について多数ご紹介いただき、大変興味深く拝聴しました。吉原先生の研究への熱意を目の当たりにし、我々も日々の研究へのモチベーションが高まりました。山形と新潟は隣県同士であり、今後もあらゆる面で協力しながら産婦人科診療を行っていきたいと思います。
山内敬子先生による抄読会が行われました。テーマは「Maternal Diabetes and Overweight and Congenital Heart Defects in Offspring」でした。
榊宏諭先生による抄読会が行われました。テーマは「Mirvetuximab Soravtansine in FRα-Positive, Platinum-Resistant Ovarian Cancer」でした。