近況報告
山内先生による抄読会が行われました。
テーマは「Fezolinetant for treatment of moderate-to-severe vasomotor symptoms associated with menopause (SKYLIGHT1):a phase 3 randomised controlled study」でした。
2023年4月22日 山形大学医学部交流会館で、山形県若手産婦人科研究会が開催されました。
この会は毎年、山形県内の医師10年目までの産婦人科医のみが一堂に会する会で、今年で13年目になります。
若手では日常診療でなかなか触れることができない分野に関して代表者の発表を介して理解を深めると共に、産婦人科に限らず様々な専門分野の先生をお招きして、明日から使える診療のポイントに関してご講演いただいております。
今回は
山形県立中央病院の國井先生が、「遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)」、
山形県立新庄病院の川並先生が、「生殖医療について 調節卵巣刺激を中心に」、
山形県立中央病院の武士先生が、「超音波を用いた胎児心機能評価」
に関して発表をされました。
特別講演では、山形市立病院 済生館 産婦人科の吉田先生から「東洋医学的診察と日常診療で重宝する漢方処方」に関してご講演を賜りました。
各発表に対して、若手しかいない環境の中で積極的な論議が繰り広げられ、診療に役立つ教養を得ることができたことに加え、夜の懇親会(堀川は諸事情で不参加となりましたが)では改めて同世代の絆を実感する、有意義な会となりました。
若手産婦人科医の皆さん、明日からもチャレンジ精神を忘れることなく、精進して行きましょう!
堀川による抄読会が行われました。
テーマは「Maternal Vaccination and Risk of Hospitalization for Covid-19 among Infants」でした。
今年もまた、多数の医師が関連病院へ異動となるため、ささやかながら医局として送別させていただきました。
毎年のことながら寂しさを感じてしまう日々がしばらくは続いてしまうと思われますが、先生方の新天地でのご活躍を医局員一同、心より応援しております。
一方で、春は別れの季節でもあれば、出会いの季節でもあります。
4月からいらっしゃる先生方をお迎えして、また新たな山形大学医学部 産婦人科学講座として山形県の産婦人科医療を主導していきたいと思います。皆様よろしくお願いいたします。
2022年10月15日(土)~10月16日(日)にかけて、岩手県の盛岡市で第69回北日本産科婦人科学会総会・学術講演会が現地とWEBでのハイブリッド形式で開催されました。当科からは、永瀬先生、太田先生、竹原先生、奥井先生、金子先生、八島先生、堀川が十分に感染対策を行った上で現地参加いたしました。
また、演題発表はweb参加も併せて7名が発表しました。
永瀬先生が初日のモーニングセミナーで『卵巣癌診療における課題~Beyond the guidlines』
竹原先生が『調節卵巣刺激のpoor responderを予測するAIモデルの構築』
奥井先生が『再発卵巣癌に対するSchlafen11発現とPARP阻害剤の効果に関する検討』
佐藤先生が『当院で経験した前置血管の2例』
金子先生が『卵巣癌化学療法後に生じた子宮体癌の治療後にARTにより妊娠に至った一例』
八島先生が『当院で経験したRPOC(Retained products of conception)の画像所見』
堀川が『当院における高齢婦人科がん患者に対する高齢者機能評価の有用性の検討』
を発表しました。
竹原先生の発表は優秀演題に選出され、表彰されました。おめでとうございます。
やや肌寒く、秋の訪れを感じながらの開催となりましたが、今回、一般演題は事前録画動画のライブ配信といった新たな形式での発表となり、斬新な気持ちの中での学会参加となりました。
今年も冬が近づいてはおりますが、学会で得られた知見を明日からの臨床・研究に活かし、熱くモチベーションを高める良い契機として邁進していこうと思います。
8月27日・28日に「ALSOプロバイダーコースin山形大学」を行いました。産科救
急に関するシミュレーションコースで、山形では4回目の開催となります。感染
に配慮しつつ少人数で行い、受講者全員が合格されました。
堀川翔太先生による抄読会が行われました。
テーマは「Effect of Apatinib Plus Pegylated Liposomal Doxorubicin (PLD)VS PLD Alone on Platinum-Resistant Recurrent Ovarian Cancer」でした。
八島誠司先生による抄読会が行われました。
テーマは「閉経前の両側卵巣摘出術は後の認知機能低下と関連する」でした。
國井勝俊先生による抄読会が行われました。
テーマは「ルカパリブはBRCA変異を有する再発卵巣癌のPFSを改善する」でした。
2022年8月5日(金)~8月7日(日)にかけて、福岡県の福岡市で第74回日本産科婦人科学会学術講演会が現地とWEBでのハイブリッド形式で開催されました。当科からは、永瀬先生、竹原先生、髙橋杏子先生、福長先生、伊藤友理先生、伊藤泰史先生、山口先生、堀川が十分に感染対策を行った上で現地参加いたしました。
また、演題発表はweb参加も併せて10名が発表しました。
山内先生が『早発閉経に影響を与える因子の検討』
竹原先生が『Two novel pregnancy outcome predictors related to serum human
chorionic gonadotropin levels』
出井先生が『グルタチオン代謝経路阻害剤とpaclitaxelの併用による細胞死誘導機構に関する検討』
髙橋先生が『Endometriosis fertility index and pregnancy outcomes of assisted reproductive technology』
福長先生が『妊娠38週で子宮内胎児死亡となった臍帯動脈血栓症の一例』
伊藤(友)先生が『DVDを用いた受動的心理教育がエジンバラ産後うつ病評価票スコアへ与える効果』
伊藤(泰)先生が『腎機能障害を伴った骨盤リンパ囊胞に対しリンパ管塞栓術が有用だった一例』
山口先生が『胎児発育不全における胎児構造異常の有無による児の予後の比較』
日根先生が『特発性血小板減少性紫斑病合併妊娠における妊娠中の血小板数の推移』
堀川が『再発卵巣癌に対するSchlafen11発現とPARP阻害剤の効果に関する検討』
をポスター形式で発表しました。
開催前日の全国規模の悪天候により、会場への移動に苦労された先生も多くいらっしゃったようですが、開催地では終始天候に恵まれ、照りつける夏の日差しと心地よい潮風を感じながらの学会参加となりました。
学会で得られた知見を明日からの臨床・研究に活かすだけでなく、不在中に診療をカバーしていただいた先生方・スタッフの皆様への感謝も忘れずに、今後も邁進していこうと思います。